この事例の依頼主
男性
相談前の状況
入社直後から上司のパワハラが始まりました。上司にはパワハラをしているという自覚は全くありません。会社にも相談をしましたが、十分な対処はなされませんでした。相談者は怪我もしており、診断書も所存在しています。
解決への流れ
まずは内容証明郵便を送付し、慰謝料等の支払いを求めました。上司は弁護士に依頼し、パワハラしていた事実自体は認めたものの、支払う慰謝料は極めて低額でした。そこで訴訟を提起し、より高額の慰謝料支払いを求めることになりました。裁判所からは強く和解を働きかけられました。示談交渉段階よりも、格段に高い額での交渉となり、最終的には100万円以上の支払いを確保できました。
証拠が存在しにくいパワハラ事案でしたが、証拠収集活動に必死になっていただけたので非常に訴訟で戦いやすかったです。最終的には加害者の方も深く反省しているとのことで、早期かつ円満に解決することができました。パワハラ、セクハラ案件は相手と戦うことに抵抗感がありがちですが、そこに弁護士がサポートすることによって好条件による解決が可能です。