この事例の依頼主
30代 男性
相談前の状況
婚活サイトで女性と知り合い、短期間で婚約するに至り、婚約指輪とそのお返しの時計を予約する。他方で、依頼者の母が当該女性との結婚に慎重(否定的)であったにもかかわらず、若い二人の間だけで急に話が進んでいることに困惑し、卒倒した。依頼者は、兄に諭され、熟慮の末、婚約を解消することを相手に伝えた。すると、相手女性との間で話がこじれて解決することが困難になった。
解決への流れ
初回は兄と共に相談に来られる。相手女性に代理人は就いておらず、こちらから妥当と思われる金額を提示し、相手女性の求める指輪や時計等の婚約時に買ったりもらったりした物品を譲ることで解決した。
婚活サイトやマッチングアプリでの出会いが増えており、トラブルも増えています。相手の住所や電話番号を知らない場合も少なくなく、慰謝料等を請求したい場合に、相手を特定することが困難な事例もあります。このため、確かなもので相手の身元は把握しておく必要があります。また、婚約破棄の場合、当然には慰謝料は発生しません。どの程度結婚が現実的になっていたかによります。但し、請求することができるのは、原則として金銭であり、結婚を強制させることはできません。