この事例の依頼主
20代 女性
相談前の状況
相談者は,婚約者から浮気され婚約解消しましたが,相手方は第三者の女性との交際は認めましたが性交渉がなかったと主張し極めて低額の慰謝料しか支払わないという対応でした。
解決への流れ
依頼者から事実関係を詳細に聞取り,相手方が否認していても立証可能な証拠関係を組み立てました。代理人が入っての交渉でも相手方の態度は変わらなかったため,訴訟提起にいたりました。第1回の期日で裁判官から和解の勧めがあり,結果的に請求額の7割をこえる額での和解が成立しました。
相手方が代理人をつけていなかったため交渉段階では話はすすみませんでしたが,訴訟提起後早期に解決できたのは証拠関係の精査と組み立てがしっかりできたからだと思います。証拠関係については,依頼者に頼よる収集,聞取りで準備できた面も大きく,依頼者との2人3脚で勝ち取れた結果だと思います。本件のように依頼者も協力的だと良い結果になることも多いと思います。